スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーは13日、電動SUV「EX90」の車内照明に、韓国のLEDメーカー、ソウル半導体の「SunLike LED」を採用すると発表した。自然光を再現する当該LEDを72個装備し、太陽光に近い光で車内を照らす。これにより乗員の快適性を高めるとともに「EX90」のインテリアを引き立たせ、上質な顧客体験を創出する。
「SunLike LED」は7色の太陽光(太陽光スペクトル)の曲線を再現するLED技術。自然光と同じ波長を取り入れることで、人間の生体リズムに合った照明環境を実現している。光のちらつきや反射を抑え、既存のLED照明にはない自然な色味の表現が可能。すでに住宅や公共スペースなどで幅広く活用さているが、量産車への導入はボルボ・カーが初めてとなる。
ソウル半導体は東芝マテリアルと共同で同技術を開発し、2021年に特許権と事業権を取得している。