ダイムラーの米自動運転ソフトウエア子会社、カナダのアルゴルクス買収

独商用車大手のダイムラー・トラックは3月20日、自動運転ソフトウエアを開発する米子会社トルク・ロボティクスが、カナダのアルゴルクスを買収することで合意したと発表した。アルゴルクスの物体認識技術を自動運転車の安全性向上に活用する。アルゴルクスは、物体認識を可能にするコンピュータビジョンと機械学習に関する知的財産権や専門知識を持つ。

ダイムラー・トラックは2020年代のうちに、米国でフライトライナー「カスカディア」の自動運転トラックを量産化する目標を掲げている。具体的には、米国自動車技術会(SAE)の定義で「レベル4」の自動運転トラックを市場投入する計画。

トルク・ロボティクスとアルゴルクスは、一年以上前から協力関係にあり、アルゴルクスのソフトウエアは現在、米国でフライトライナー「カスカディア」の研究用車両に搭載されている。

アルゴルクスは、カナダのモントリオールに本社を置き、米カリフォルニア州のパロアルトとドイツのミュンヘンにも拠点を持つ。

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