スカニアの66トン電気トラック、ノルウェエーの石灰採石場で運用

スウェーデン商用車大手のスカニアは2日、ノルウェーの石灰石採掘企業ヴェルダルスカルク(Verdalskalk)に、積載量66トンの電気ダンプトラック「P45」を納車したと発表した。ヴェルダルスカルクは連結式の同トラックを採石場から港までのルートで活用する。スカニアの大型電気トラックがノルウェーで運用されるのはこれが初めてとなる。

同トラックは欧州有数のトロムスダーレンの採石場から、ヴェルダル港までの約20キロの区間で石灰石を運搬する。これにより、同ルートでの化石燃料を年5万8,800リットルと二酸化炭素(CO2)排出量を156トン削減できる。

P45は出力450キロワット(kW)のモーターを搭載し、最大トルク3,500nmを引き出す。3軸構成で、3列目の車軸はハブリダクション機構を採用している。ホイールベースは4,550ミリメートル、車両総重量(GVW)は31トン。搭載する9個のバッテリーの総容量は300キロワット時(kWh)となっている。

上部へスクロール