ステランティスのBEVモデル、伊カッシーノの高級車工場でも生産へ

欧州自動車大手のステランティスは9日、イタリアのカッシーノ工場で完全電気自動車(BEV)を生産すると発表した。同社の大型BEV用プラットフォーム「STLAラージ」を採用し、プレミアムモデルを生産する。投資規模などの詳細は明らかにしていない。同工場では高級車ブランドの「アルファロメオ」と「マセラティ」を生産している。

「STLAラージ」は自社開発した電気駆動モジュール(EDM)と電池パックを搭載し、最大航続距離で800キロを確保している。「STLA」プラットフォームは車両サイズごとに、STLAスモール、STLAミディアム、STLAラージ、STLAフレームの4種類がある。

カッシーノ工場では現在、アルファロメオの「ジュリア」と「ステルヴィオ」、マセラティの「グレカーレ」のモデルを生産している。STLAラージを採用するモデルは後日発表される予定。同工場はカナダウインザー工場(オンタリオ州)に続き、同プラットフォームを導入する2番目の生産拠点となる。

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