ボルボ・カーズの1月販売2%増、春節の中国は減少

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーズが3日発表した1月の世界販売は前年同月比2%増の4万8,520台に拡大し、5カ月連続でプラスとなったものの、伸び幅は前月の12.8%から後退した。旧正月(春節)に伴う中国市場の減速が影響した。電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など充電可能な車種の専門ブランド「リチャージ」は、1月の世界販売の40.7%、欧州販売の59.8%を占めた。

1月の販売台数を地域別にみると、主力市場の欧州が14.7%増の2万1,436台となったほか、米国は8.2%増の7,693台、その他の地域は6.7%増の7,608台へと拡大した。中国は春節が1月に当たった関係で祝日数が昨年より多くなり、ディーラーへの来店客が減ったことから、19.5%減の1万1,783台へと大きく後退した。

リチャージブランドの世界販売は31%増の1万9,742台に拡大した。地域別にみると、最も伸びが大きいのはその他の地域の57.6%増(3,294台)。欧州(29.2%増、1万2,820台)、米国(24.2%増、2,370台)、中国(9.7%増、1,258台)が続いた。

リチャージの完全電気自動車(BEV)は151.8%増の7,874台に大きく伸びた。欧州(168.7%増、5,337台)、その他の地域(139.2%増、1,447台)、中国(195.4%増、319台)でそれぞれ3桁の成長率を記録。米国も80.1%増の771台と好調だった。

1月の販売をモデル別にみると、「XC60」(1万6,016台)を筆頭に、「XC40」(1万4,038台)、「XC90」(7,438台)のSUV 3モデルが好調に推移した。

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