独カーゴ・ワン、北米・東アジアに事業拡大

独ベルリンに本社を置く物流分野の新興企業カーゴ・ワンは7月27日、シリーズA投資ラウンドを通して1,860万ドルの資金を調達したと発表した。同社は、航空貨物輸送向けの予約プラットフォームを運営している。今回の資金増強により、提携する航空会社を増やすとともに、新市場を開拓していく。具体的には、北米と東アジアでの事業拡大を視野に入れている。従業員数は70人を新規採用し、今年末までに、現在の36人から3倍に増やす計画。

カーゴ・ワンは航空会社のシステムと直接連携し、航空貨物の空き容量や価格、温度管理などの補足事項をリアルタイムで確認することができるプラットフォームを運営している。

航空貨物はこれまで電話やメールでの予約が主流だったが、カーゴ・ワンは、個人旅行や出張の際に航空券やホテル、レンタカーの比較・予約サイトを利用して予約するような感覚で、航空貨物を予約できるプラットフォームを構築した。

同社はすでに、ルフトハンザ、全日本空輸(ANA)、フィンエアー、エティハド航空、エアブリッジ・カーゴ、TAPポルトガル航空など航空会社12社と提携している。

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