米オラクル、セルビアにデータハブを開所

●同社がこの種の施設を南東欧に設置するのはこれが初めて

●保険、小売り、金融サービスなど地域の重要産業の成長を支援

米オラクルは11日、セルビアのクラグイエヴァツにある政府計算センターで、クラウドのデータハブ(クラウドリージョン)を開所した。オラクルがこの種の施設を南東欧に設置するのはこれが初めて。公共・民間部門のいずれでもクラウドコンピューティングの需要が拡大しているのに応え、自社のクラウドサービスを通じて「パフォーマンスとセキュリティ」を提供し、保険、小売り、金融サービスなど、地域の重要産業の成長を支援したい意向だ。

セルビア政府はクラウドリージョン開所にあたり、国内のIT業界が過去2年間で同国経済を支える柱に成長したと指摘。レベルが高く競争の激しい欧州市場でも勝ち残れる能力があることが、オラクルの立地決定で示されたとみている。

開所に際し、オラクルは国内電気通信最大手テレコム・セルビアを顧客として獲得した。

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