ウズベキスタン、IT振興狙い「大統領賞」を創設

●年間行事として定着させ、イノベーションと企業を支援する

●同国IT振興機関の登録企業の従業員であれば参加可能

ウズベキスタンが「大統領テック賞」を創設する。IT業界の成長を受けて、イノベーションと企業を支援する狙い。年間行事として定着させる計画だ。

同賞は、参加者が自らの開発技術を競う「メインカテゴリー」と、ハッカソン(システム開発イベント)方式で能力を競う「特別カテゴリー」に分かれる。メインカテゴリーではさらに、◇人工知能(AI)応用技術◇社会サービス向け技術◇サイバーセキュリティ◇ビジネスソリューション・フィンテック◇ビデオ・モバイルゲーム――の5分野でそれぞれ1~3位の入賞者が決まる。

ハッカソンでは、72時間以内に最も優秀なソリューションを作り出したチームに賞が与えられる。

メインカテゴリーの賞金は、各分野優勝者に10万ドル、2位・3位入賞者はそれぞれ5万ドル、3万ドル。受賞決定時に賞金の50%、その後、1年以内にプロジェクト進捗度が規定を満たすと残りを受け取れる。ハッカソンは優勝者のみ、受賞時に一括で10万ドルを授与する。

応募は7月1日まで。30歳未満で、ウズベキスタン国籍保有者あるいは同国IT振興機関「ITパーク」に登録した企業の従業員であることが参加条件となる。複数分野あるいは両カテゴリーに同時に参加することはできない。

メインカテゴリーでは3~8人、特別カテゴリーでは3~5人のチームを組んで技術を競う。参加は無料。

書類選考に残ったチームはオンライン予選を経て、11月の本選に挑む。11月20日~12月25日に受賞者の発表・授与式が行われる。メインカテゴリーは一般人の投票で順位を決める。ハッカソンは独立機関が評価する。

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