Security Matters(SMX)

追跡・トレースが可能なソリューションを提供するオーストラリアのテクノロジー企業。

独自動車部品大手のコンチネンタルは7日、SMXと共同で実施した天然ゴムにマーカー物質を混合し、タイヤのサプライチェーン全体において追跡する実証試験に成功したと発表した。これにより、サプリチェーンのあらゆるポイントで原材料の地理的原産地の検証が可能になり、サプライチェーンの透明性が向上する。

今回の実証試験は、コンチネンタルとドイツ国際協力公社(GIZ)がインドネシアで共同実施している小規模農家のトレーニング・デジタル化プロジェクトの一環として実施した。ラテックス(ゴムの木の樹液)の収穫時にマーカー物質を直接混合し、天然ゴムの加工や自転車用タイヤの生産工程でも破損しないことや、特別に開発されたソフトウエアや読み取り機を使用して情報を確認できることを確認した。

コンチネンタルは当該技術を持続可能な原材料を使用した製品におけるサプライチェーン管理に活用する計画。タイヤ以外のゴム製品にも当該技術を導入していく方針を示している。

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